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わかる人にはわかる。
わからない人にはわからない。
その中のひとつ。
「ホラー」というジャンル。

映像、文体、演劇、日常、アトラクション。
さまざまな場所で見ることのできるこのホラーというジャンルが好きな人には
特有の世界観があります。
私もその中の一人です。


なぜホラーが好きなのか。

単刀直入にいうと怖いから好きなのではありません。
ホラーが好きな「どっぷりハマッて」いる人はわかってくださると思います。

ホラーが好きな人は、怖がるというよりも、その後ろに潜むバックグラウンドが好きな場合が多いんです。
好きな人からすれば、いってしまえばホラーとサスペンスは紙一重だといえます。

つまり恐怖よりも
なぜそうなったのか。なぜそうする必要があったのか。その理由は。いったい誰なんだろう。
そんな感じです。
恐怖よりも興味なのです。

人の情の部分や、込み入った事情に興味を見出すのです。
そういったものがファンタジーに織り交ぜられて、届けられるので
推理小説よりもドラマチックな展開で、面白く感じます。
情を生み出すのは、人や動物やもの、であったりするので
恐怖より、設定や世界観、キャラクターを大事にします。

幽霊になってなにかをなそうとする時点で、もうすでにその人の強い思いや誰かへの情や念を感じます。
有名どころだとゴーストとか、アザーズですね。
そういった感動や人間関係の複雑さ、強い思いを描くのに
ホラーというのはとても適したジャンルであることが伺えます。
それがとても面白く、この部分がうまくかけている映画が評価されていると思うんです。
たとえば、どんでん返しでも有名となりましたが、シックスセンスもこの部類ですね。


だからこそ思う部分があるのですが
ホラーが好きな人ってほとんど女性であると、私は思っています。


上記を踏まえて考えると、人間関係や込み入った事情を描くところ
そして、強い思い。それはだいたい切ない事情ではないでしょうか?
これと合致するのが、「少女マンガ」ではないでしょうか。

私は ホラー=少女マンガ要素

だと思っています。
まあ、素敵な男性と出会って、恋愛模様を描くホラーなんてなかなかないですが
切なかったり複雑だったりする人間関係の中には、少女マンガ特有のものがある気がしています。
絶対に言い切れるかどうか、といわれると、割とはい、といえそうなほど
ホラーは女性が好きなものだという認識があります。

あとこんな話をすると中には、批判的な思いを抱く方もいるかもしれませんが
ホラー映画にでてくる、殺人鬼のキャラクターを好きな女性もいます。
それは、人を殺さなくてはならなくなった動機や、 彼、彼女の生い立ちが「普通」ではないからです。
これは母性愛とわりと密接に関係していると思うのですが
殺人鬼のキャラクターを「私なら救える」とか「私がいれば寂しくない」とか「理解してあげられる」とか
思う女性がいるからではないでしょうか。
殺人鬼のキャラクターが男性であることがほとんど、というのも、ジャンルに女性が多い理由ですね。
はたまたそれとは別に、脅威であるにもかかわらず、唐突にどじ踏んだり、唐突に人間らしくなったり。
ギャップもえってやつでしょうか。


でいろいろ語ってきましたが

結論を言えばホラー好きな人は恐怖というより
物語の内容や、設定、キャラクターに惹かれます。
物語の内容としては人間関係の描き方が複雑であれば面白いと思います。
そのほうが、人々の感情にクローズアップできるからです。
恋愛ものでいうところの「いらないはずの第三者(△関係のもうひとり)」みたいなもんです。


じゃあそこまで興味がない人たちはどうなのかというと
好き好んでみない人々は、単純にホラー映画を恐怖、という尺度で見ていると思います。
日常から脱出するためのものとしての、みんなで騒げる娯楽としてみているのではないでしょうか。 
そのもっともな例として私が好きなホラー映画、13日の金曜日を例にしてみます。

大阪の「USJ」
ここにはハロウィンの季節になると、様々なホラーアトラクションが並びます。
その中のアトラクションは年ごとに変化するのですが、驚いたのが

13日の金曜日とチャッキーをテーマにしたアトラクションが大人気なんです。

売り切れたり何時間も待つような行列。
でもここで思うのが、彼らはその映画を見たことがないという事実なんです。
つまり、日常から脱却できる恐怖体験、刺激をもとめているだけで
その内容についてまで触れることはありません。
中には作品のファンもいるでしょうが、私は生きてきてまだホラークラスタと名乗るファン以外に
ちゃんと作品を見たという人に出会ったことがありません。
こんなに有名で、ハロウィンにはお面までうっているのに、誰もその正体を知らないのは
作品の影響力が本当に凄いと思う反面、ちゃんと内容にのめりこんでいる人の少なさに驚愕します。 

だからいえるのは、ホラー好きでないけど、まあ見る客層は
恐怖や刺激を求めてみているだけで、内容はわりとどうでもいいのでしょう。
様々な人に、ホラー映画の話をしますが
ホラーファンはその内容を
ホラーは別にそこまで興味はないけどっていう人たちは、怖いのかを聞いてきます。

なんだかこの差がとても面白いと思ったので
まとめてつぶやいてみようかな、と思ったのでした。



○まとめ 
ホラーファンは、恐怖を一番に求めていない 
求めているのは内容。ストーリーのよさ。


___________

追記

わりとこの記事アクセスいただくことが多くなったので私を事例にしてみようかな。
と思い立ったのでした。
これでさらに理解が進むといいなといった感じです。
上記で説明したとおり、 私はホラー映画にでてくるキャラクターの中でもジェイソンが大好きです。
13日に過剰に反応し、カレンダーを見てはあ、金曜日じゃないや。と思うレベルです。
まあ事前に調べてるんでそんなことあまりないんですけどね。書くと気持ち悪いな。

○なぜジェイソンの映画みようと思ったのか
はっきりいって最初はべつになんとも思っていませんでした。
なんでホッケーマスクなんてかぶってるんだろ。くらいの認識で。
でも自分将来ホラーゲームのクリエイターになりたかったので(あの時代は泣かせるホラゲー多かったんですよ)
やっぱり基本的な部分ってちゃんと見ておかないとだめだな。と思ったのが発端です。
それでとっさに思いついたのが13日の金曜日だったもので。
そのころは知識がなくて、ハロウィンとか血を吸うカメラとか知らなかったんです。

○で映画みてどうだったのか
で、13日の金曜日パート1をみて衝撃を受けました。

私「ジェイソンでねーよ!」

そうなんです、13日の金曜日のオリジナルには、あのジェイソンはでてこないんです。
あのジェイソンが出てくるのはなんとパート3からでした。

ちなみに13日の金曜日ってわりと暗いお話なんです。

パメラの一人息子のジェイソンは、見た目のせいでひどくみんなからいじめられていました。
(障害をもった子だったんですね。奇形児といいますか...。)
で、ついにジェイソンが泳げないことをいいことに、いじめグループの子供たちが
キャンプ場にある湖にジェイソンを突き落としてしまいます。
ジェイソンは泳げないため、笑われながらそのままおぼれ死んでしまいます。

私「序盤で死んでるじゃねーか!!」

というのはさておいて、それをしった母親は、湖の管理人に問い詰めるんです。
しかしジェイソンがいじめられていたころ、湖の管理人は女に夢中。
「みていなかった」「管理体制があまかった」という理由で死んでしまった事実をしった母パメラは激怒。
怒りで気がおかしくなってしまった母パメラは、キャンプ場にくる人間たちを襲うようになってしまいます。
パート1は母パメラがジェイソン的なたち位置になっているんです。 
それでパート1は母パメラが、キャンプを楽しみに来ていた女性主人公に、死闘の末、首をはねられて死亡。

あれ?これ、続かなくないか?

と思った瞬間、ラストシーンでジェイソンが生きていたというカットが入り終わりです。
ちょっと諸説ありますが、私はジェイソンが母パメラが死んだ瞬間を見ていた可能性があるな。と思います。
でなければジェイソンがその後殺人に走る理由があまりないんです。

そのときジェイソンは大体11歳前後。
倫理観がまだまだあいまいです。そんなジェイソンがとった行動は。
母パメラを生き返らせようとする。母パメラがやっていたことを続ける。という結果に。 
まあ一説によるとパメラの怒りの意志が彼に取り付いたってのもあるようですが。

ずっといじめられて友達もいなくて、たった一人の家族が目の前で殺された彼の絶望は計り知れなかったでしょうね。
彼はどこで手に入れた知識かわからないのですが、母パメラの遺体を自分で作った祭壇にまつり
母パメラのように人を殺め続けるモンスターになっていくんです。
お母さんを生き返らせるために。

でシリーズを重ねるごとに、本当にこんなことを永遠に続けていて
母が戻ってくるのだろうか。とかいう葛藤も描かれるようになっていくんですね。
でも相談する人もいないんです。彼には。

 
○それでどこに惹かれたのか
一番最初にはやっぱりどうにかしてあげたいなという気持ちが一番です。
友人とも話すんですけど、やっぱり小さいころに学ぶはずの親がいなくなり
彼は事実上死んだことになっているので
保護もないんですよ。ただ、湖にいるモンスターというだけで。
ずっと一人で母の帰り待ってるとか、よし、友達になってやろう。みたいな欲が出てくるんですよね。
大きなモンスターの中に小さい少年が住んでいるとか、凄い切ないなっていう。
もっといい世界あるぜって、教えてあげたくなるという保護欲みたいなものが、刺激されますね。
あとやっぱりただの殺戮マシーンじゃなくて、心がある描写とかあるとぐっときますね。

最強オーラ出しているのに、間抜けなところも可愛いんですよ。
椅子の上にのって跳びかかろうとしたら、椅子ぶっ壊れて一人でこけるとか
何もないのっぱらで、女の子に引っ掛けられて、すっころぶとか
女の子にチェーンソーで襲われて、ひるんだ末すっころぶとか。
あれ?こけすぎじゃね?っていう。 
おっちょこちょいで完璧じゃないところも、またコミカルで面白いんですよ。 

ということで、少しは13日の金曜日が魅力的な作品として認識されればなと。
あ、上記の説明で13日の金曜日が暗い話だなと思った人は

ジェイソン、ニューヨークへいく
ジェイソン、宇宙にいく(ジェイソンX)

をみればいいと思います。
うそ偽りないタイトルですよ。
ジェイソン君の旅行の話です。死者がでますけど。 



○続きのまとめ
つまり13日の金曜日に関していえば、キャラクターの描き方がよかった。の一言につきます。
最初はまったく ジェイソンすらでてきていなかったのに、パート1は当時爆発的な人気でした。
推察ですが、それはきっと「息子を亡くした母親」という部分や、「いじめに対する問題の捉え方」もそうですし
「感情の暴走」といった人間の怖さを掘り下げた作品だったからではないでしょうか。
息子のために幸せを思う母親が怒りに取り付かれてしまった発端。
いじめ問題。
息子に引き継がれた悲しみや怒り。
キャンプ場をなくしたところで、いじめはなくならないし、管理問題だって、起きてしまってから改善では遅かった。
復讐はいまだに終わりません。
ちなみにジェイソンの映画の最新作ができるようですから。